歯ぎしり・食いしばりの影響とは? 〜放置すると起こるトラブルと対策〜
「朝起きたら顎がだるい」「歯が欠けやすくなった」「歯がしみる」「歯が痛い時がある」
こうした症状がある方は、歯ぎしり(ブラキシズム)や食いしばりが原因かもしれません。
歯ぎしりは睡眠中、食いしばりは日中の無意識下で起こりやすく、本人は気づきにくいのが特徴です。
今回は、その影響と対策について分かりやすく解説します。
1. 歯ぎしり・食いしばりとは?
歯ぎしりは、睡眠中に上下の歯を強くこすり合わせる動作。
食いしばりは、日中の作業中や集中している時に、無意識に歯を強く噛みしめる癖を指します。
これらはストレス、噛み合わせ、姿勢の癖などが原因とされており、現代では増加傾向です。
2. 放置するとこんな影響が…
① 歯が欠ける・すり減る
歯ぎしりの力は、噛む力の**2〜5倍(約100〜300kg)**と言われています。
そのため、
- 歯の摩耗
- 歯の欠け
- 歯がしみる
- 詰め物や被せ物が取れる
- 歯がズーンと痛い
- 硬いものを噛むと痛い
などのトラブルを引き起こします。
② 顎関節への負担(顎関節症)
顎の関節に過度な負担がかかり、
- 口を開けると痛い
- 顎の音が鳴る
- 朝のだるさ
などの症状が出ることもあります。
③ 肩こり・頭痛の原因にも
食いしばりは首まわりの筋肉を硬くするため、
肩こり、緊張型頭痛、偏頭痛の原因になることがあります。
④ 歯周病の悪化
強い負荷は、歯を支える骨や歯ぐきにもストレスを与え、歯周病の進行を早めることがあります。
3. どんな対策があるの?
① マウスピース(ナイトガード)
最も一般的で効果的な方法です。
寝ている間の力を分散し、歯や顎を守ります。
保険適用で作れるため、費用も比較的抑えられます。
② 姿勢や生活習慣の見直し
- 日中は上下の歯を「離す」のが基本
- デスクワーク時は肩に力を入れすぎない
- ガムや硬いものを噛みすぎない
など、意識するだけで負担を軽減できます。
③ ストレスケア
ストレスが溜まるほど夜間の歯ぎしりも増えることがあり、
リラックス習慣(入浴・深呼吸・睡眠の質改善)も大切です。
④ 噛み合わせチェック
詰め物の高さや噛み合わせのずれが原因のケースもあり、
歯科での調整が改善につながる場合があります。
4. こんなサインがある方は要注意
- 朝起きると顎が疲れている
- 歯が欠けやすい
- 被せ物がよく外れる
- ほおの内側に噛んだ跡がある
- 頭痛や肩こりが慢性化している
心当たりがある場合は、一度歯科でチェックを受けることをおすすめします。
5. まとめ
歯ぎしり・食いしばりは、本人が気づかないうちに進行し、歯や顎に大きな負担をかける習慣です。
放置するとさまざまなトラブルにつながりますが、早めに対策すれば予防できます。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
大分市 ひたか歯科医院
